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野菜作りのための土作りの方法として、大事な3つの条件のひとつに「土の3相」ということがあります。あまり聞き慣れないかもしれませんが、固相、液相、気相の3つのバランスをとろうという方法論です。野菜作りの土作りといえば、「団粒化」「肥持ち」「水はけ」などの、キーワードがよく聞かれますが、「団粒化」「肥持ち」「水はけ」も、固相、液相、気相の3つのバランスを整えることとで、結果として実現します。

固相は土、液相は水、気相は空気のことです。土の3相はもともと土木工学などで土の組成を把握するのに使われていた用語ですが、最近では野菜作りの土を診断するのに用いられるようになっています。おおよそ、この比率が4、3、3というバランスが良いとされていますが、極端に悪い土の場合、液相が高すぎたり、気相が極端に低かったりとなります。フカフカの良い土の状態を数値であわしたのが3相バランスということです。

野菜作りにとって理想的な、土がフカフカな状態とは、どういう状態でしょう。それは、空気が土の中に充分含まれていることです。適度な気相がある状態ですね。土作りで、案外見落としがちなのが、土の中の空気ということです。植物は光合成をしていると同時に、動物と同じように呼吸を盛んにやっていますね。特に、根っこの成長には空気(酸素)が欠かせません。根っこは毛根という、成長点に近い部分だけが肥料を吸収できると言われています。つまり、根っこは常に成長しつづける必要があります。根っこの成長のために、土の中の空気が常にあるような状態が必要なわけです。

特にプランターや鉢植えでの野菜作りの場合などでは、気相を保つのが簡単ではありません。たとえば、その辺りの適当な土に堆肥をまぜただけでは、水やりをしているうちに、土が固まったり、トロトロになってしまい、気相がない状態になってしまいます。そうすると、酸欠で毛根が死に、やがて植物全体が栄養不足になって、最悪枯れます。水のやり過ぎなどでも土の酸欠は起こりますが、そもそも気相を保てない土だと、うまくいきません。プランターなどは限られた少ない土の空間なので、状態も安定しにくいので、特に、気相が保てるように気を使う必要があります。プランターなどで赤玉土をわざわざ使うのは、そうい理由があります。赤玉土は土を強制的に団粒化しているようなもので、本来の自然が作り出す団粒構造とは違いますが、プランターなどでは、そこまでやらないと気相が確保できないということです

畑での気相を確保するために、ロータリーをかけたりしますが、ロータリーもある意味強制的にフカフカにさせるものです。本来土は、堆肥や敷き草などの有機物投入することで、自然にフカフカになってバランスのとれた3相構造になるべきですが、作業的に効率化するために、力技で団粒を作るのがロータリー耕です。

実際の畑ではロータリー耕も必要ですが、一度、ロータリーをかけ、畝立てをしたら、その畝を崩さず毎年使うこともできます。畝を崩さない方が、自然の団粒化がすすみ、みみずが耕してくれて、水はけや肥もちがよくなるというケースも多いのです。雑草の根っこのあとや、ミミズの通り道などが、空気を供給するエアダクトとや排水穴となるのです。やたら耕せば土がよくなるか?というとそうでもないわけです。何のために耕すのか? (3相のバランスをとる空気を確保するためですね)そのことを考えてみれば、野菜作りのための土作りの方向性が見えてきます。

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